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オープンタワーについて
景観の中の印象深い造形物は、特に記憶と新鮮に直結する効果があるように思える。
自分の幼少期に過ごした環境を離れ、数十年ぶりにそこを訪れた際、区画整理でまちが完全に更新されていた経験がある。
そのときの寂しさと、記憶の痕跡を探そうと必死になったことを覚えている。
あの家も、あの木もあの道も、断片的だが確実なアイコンを失ってしまい。
最終的に家々の表札をみて、「あ~近くにこんな人が住んでいたなぁ」ということで、記憶を呼び戻そうとした。
もし区画整理の途中や、印象深い造形が残されていれば、そこからたどるように記憶が、蘇り新鮮味を帯びたのかもしれない。
多くの人の印象に残るような造形である以上、姿を消すまでの過程を有意義なものにできれば、私のように“過去の記憶と存在する景観”の大きなひずみを感じることなくすむのだと思う。
失われるシンボルと、大事にお別れをするために、オープンタワーを行う。
・・・記、平成22年9月6日造形美確認検査センター
宇栄原オープンタワー
今日の団地
2011.11.20.メンバーに3名が新たに加わりました
2014.5.24.名称を「バル給ファンクラブ」(宇栄原団地給水塔ファンクラブ)へ変更しました
メンバーに1名が新たに加わりました
Ps.
大津波復興案「がれきの山」~Mt.GAREKI~
2011年4月災害復興のアイディアとして造形美確認検査センターが制作。
同月、ペチャクチャナイト・インスパイア・ジャパンにて発表。
2011年東北地方は大津波に襲われた壊滅的な被害をうけた、あるまち、に住んでいた男は行方不明のままの妻と、7歳の息子と共に再びこの地で生活を始める・・・
みちくさ学会 バケーションのついでに見ておきたい南国沖縄の給水塔
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